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■哲学入門一歩前 16終 記憶の断片55

93.9文献:哲学入門一歩前―モノからコ...講談社現代新書の纏め

 4.2肯定否定と判断対象

命題的事態の<積極形の消極形>
判断的措定の<肯定性と否定性> という問題
  4.2.1肯否の態度決定
印度ヨーロッパ語・・・<イエス・ノー>と<である・でない>が常に一致
日本語・・<然・否>と<である・でない>が掛け違いになる場合がある
  4.2.2印欧式と日本式
印欧式応答と日本式応答との相違がどこから生じるのか

印欧語・・・『SはPでないか?』と問われた場合でも
      『SはPである』(という積極形事態)に対して肯定・否定
      の態度決定が行われる。
      積極形が基本

日本語・・・『SはPでないか?』と問われた場合、あくまで『SはPでない』
      (という消極形事態)に対しての承認・拒斥の態度表明が
      <然・否>によって行われる。
      積極・消極は同位・同格

この違いは、単なる言語的・便宜次元の事柄ではなく、判断なるものの本質的理解に関わる問題である。

  4.2.3態度決定の対象
判断における肯定・否定の態度決定の対象を何と解するかという問題は、一体、判断的肯否は、積極または消極事態の一全体に関して真・偽の判定を下するか、それとも”積極的な事態”(中性形の事態)という部分に関して真・偽の判定を下すのか、この真偽判定の問題とも相即する。

ということは

印欧語 設問の”内容”に対する態度表明 (自存的な命題事態)
日本語 設問の”主張者”に対する態度表明 (誰かの主張)

>>おわり

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Comments

Hiroetteさん、おはようございます
あはは。その様を想像すると、思わず笑ってしまいます。
ぼくは経験がない(外国語が話せない)ので実感できませんが、日本語まで混乱してしまう、ってのは可笑しいですね。狂ったロボットみたいで(失礼!)

それから、ぼくは以前、欧米の言葉は一義的で日本語は多義的だと勝手に思っていたのですが、西欧だって、二重性(コンスタティブとパフォーマティブ)の言語活動(日本では当たり前だと思うが)があるみたいなので、言葉とは多義的な要素を常に孕んでるのだなぁ、と思ったりもしました。
http://homepage2.nifty.com/oo-ruri/shisaku-geijutsu/shisaku-geijutsu-engeki-mori.htm

Posted by: it1127 | 2004.07.29 at 02:10

あーーーーー!
これは難しく書いてあるけど、私は外国語初心者の時に嫌と言うほど体験しましたよ。

「もっと食べない?」
「はい、食べません」
「あ、はい、だから食べるのね」
「いいえ、もう食べないんです、ごめんなさい」

という否定疑問文に対して反射的に正しく答えられるかどうか。
これは一つの試練でした。

そして、これに慣れて日本に戻ってくれば来たで

「ご飯いらないの?」
「いいえ、いらない」
などというなんだか、気取ってるんだかなんだかわからない事言ってたり、
yesといいながら、首を振っていたり、そのギャクをやっていたり
もう混乱の極みでした(笑)。

Posted by: Hiroette | 2004.07.28 at 23:26

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